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院長ブログ

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  • 赤ちゃん要注意!RSウイルス感染症が流行

    2016.09.29

    8月頃からちらほら見られていたRSウイルスですが、

    気温が徐々に涼しくなってきたためか

    ここへきて急増しています。

    特殊なウイルスではなく

    秋冬に流行する代表的なかぜの一つです。

     

    乳幼児(特に0~1歳)のお子さんは要注意です。

    鼻水、咳、発熱など、ふつうのかぜ症状からはじまり、数日するとゼーゼーと呼吸が苦しくなります。

    文字通り『悪化』します。

     

    ミルクを飲む元気がなくなり、飲んでも嘔吐したりと

    一気に具合が悪くなることがあります。

    RSウイルスによる急性細気管支炎です。

     

    かぜのときは、みなさん『熱』が高いと気にされますが、

    熱で急にどうにかなることはまずありません。

    それよりも呼吸状態に注意を払いましょう。

    咳が続いたり痰がからんでいて顔色が悪くないか、

    多呼吸(呼吸が普段より速くなる)や、

    陥没呼吸(胸がベコベコへこんだり、あばら骨が浮き出てみえる呼吸)がないか

    観察してください。

    このような症状がみられたら早めに受診してください。

     

    治療は、酸素を投与したりと対症療法しかなく、治るまでに10日から2週間前後かかります。

    この時期とくに、小児科のある病院では重症化したRSのお子さんであふれ、ベッドが不足し、先生方やスタッフは夜も眠れません。

    小児科医にとっては治療法のあるインフルエンザより、厄介な病気といえます。

     

     

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