埼玉県 越谷レイクタウンの小児科・アレルギー科

“自分の身は自分で、子どもの身は親が守る”

新型コロナウイルスは、もうすでに各地に拡大しています。連日、『何人の感染者が…』などという報道がありますが、もうそういう段階ではありません。

新たな状況に直面しており、誰にとっても経験ないことで、今のところ先が見通せていません。

だからといって手をこまねいているわけにもいきませんし、誰かが勝手に助けてくれるわけでもありません。

 

今まで小児呼吸器を専門にみてきた立場から

各自ができる対策を述べます。

①加湿する。空気がとても乾燥しており、鼻やのどの粘膜がやられやすくなっています。

②徹底した うがい と、手指消毒(石鹸での手洗い)。

③マスク。基本は飛沫感染です。マスクが意味がないという“専門家”がいますが、とんでもない誤りです。ただし、鼻までしっかり覆うなど、正しく装着、使用する必要があります。マスクは、気道の加湿の意味でも非常に有効です。

④無理をしない。自分や家族の体調の細かな変化に注意をはらい、具合が悪ければ、医療機関を受診。

⑤他人に迷惑をかけない。発熱や咳などの症状があったら登園、登校、出勤させない。

この人間社会に生きている以上、『完璧』な方法はありません。

しかし、皆さんの自助努力で、リスクをかなり減らせますし、正直それ以外に手だてはありません。

なんとか乗り切りましょう。